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「使い魔?それに魔物と交わるって…お前の体型じゃ無理なんじゃ…いや、無理だろ。てかどうやるんだよ。」
たしかに魔法使いが居る世界なら使い魔の一匹や二匹くらい居ると思うけど使い魔や魔物と交わるって種族的に無理なんじゃ……ガル多分爬虫類だし。
「別にこの姿のままという訳じゃないぞ、儂らのような人語を話す殆どの高位の魔物は人間の姿に変わる事が出来るんじゃよ。」
成る程、人の姿に成れるから種族の壁を越えれるという訳ね。
「けどそれって使い魔も殆ど出来るって事か?」
「いや、使い魔で人化出来るやつは居るには居るんじゃが儂ら程は居らんはずじゃ。それに使い魔には人型の奴もおるからの、天使とかが良い例じゃ。」
いいね天使、俺使い魔召喚出来るようになったら絶対召喚してやる!
「で、この話がどう今回の件に関係あるんだ?」
そいえば話が脱線していたと思った俺は何故そんな話を俺にしたのかガルに聞く。
「それはじゃな…、っともうすぐ到着じゃ、降りるからしっかり捕まっとれよ!」
そう言われて俺は何となく前を向くと数キロ先の山の麓辺りに小さな村があるのが分かった。
「あそこが目的地か、って話はまだ終わってなっ…!」
俺が言い終わる前にガルは地面に向かって降りていく、あれ?降りる速度あがってね??てか落ちてるような気がするのは気のせい?
さっきより若干速くなりながら地面に向かっていくガル、俺が地面にぶつかる!と思った瞬間。
バサッ
ガルは両翼を地面に水平に大きく広げ減速、そして数度地表近くで羽ばたいた後着地した。
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