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「あの~、お取り込み中悪いんだけどさぁ、俺をおいてけぼりにしないでくんない?ってか俺は何かしなきゃいけないのか?」
沈黙を破り神威は何故此処に連れてきたか理由を聞く。
何となく言ったその言葉に男性は「えっ?」と言い戸惑い男性はガルを見る。
「兄さん……もしかして何も話してないのですか?」
そう言うと男性はガルを睨みつける。
睨みつける男性の視線に対してガルは眼を横に向け汗を流す。
「うっ、は、話そうとしたんじゃが聞く耳を持たなくてのう、仕方ないから無理矢理連れてき 『話し何て何時したのかなぁ、ガルちゃん。』 これっ、本当の事を話すでな、あっ……。」
つい本当の事を言ってしまったガルに男性はニッコリと笑う、だがその眼は笑っていない。
「兄さん、後で少し話しでもしましょうか。ですがその前に家に入りませんか?立ち話も何ですしね。」
そう言われ神威とガルは男性に連れられるように小さな家に向かう、ガルは少し挙動不審な状態だったが…。
「そういえば自己紹介がまだでしたね、私はギルディウスと言います、さっきの話を聞いてましたので分かると思いますがそこにいる奴の弟です。」
ギルディウスはさりげなく兄を奴呼ばわりする。
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