入団―

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監督 「まぁ、よろしくな、新人。 話はオーナーから聞いているとは思うが、うちのチームは勝ってナンボだからな、よろしく頼むぜ。」 啓祐 「はい!」 啓祐も噂には聞いているのだが、このチームは2人のエースがいて、その2人をトップとした派閥があるらしい。 ちょっと荒さがある仲西派と、エリートさがウリの橋本派がある。 この相対する2つの派閥がレース中のも対立し、時にはけんかに発展することも― そんなわけか、同じチームなのに、車種のカラーが全く違う。 だが、監督いわく、これがお互いのモチベーションをあげているのではないかという。 啓祐 (まずは、2人に挨拶だな… 仲西さんは怖いっち 言いよったけど、どうなんやろ…) 仲西 「あれ? 見慣れない顔だな。 あんた誰?」 啓祐 「あっ、はじめまして、今日からこのチームに入りました、高井です! よろしくお願いします!」 仲西 「へぇ~、あんたがきょう入った高井か。 まぁ、よろしく。」 そう言うと仲西は自分のマシンが収まっているガレージへと歩いて行った。 啓祐 「よろしくお願いします!…(よかったぁ~、怖くなかった…)」 次は、橋本に挨拶。 啓祐は橋本の元へと歩いて行った。 啓祐 「はじめまして、きょうからチームに入りました、高井です! よろしくお願いします!」 橋本 「おぉ~、君が高井君か~。 俺は橋本、よろしく!」 啓祐 「よろしくお願いします!」 
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