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「ってことで、生徒会の手伝いに来ましたー」
「わぁーい!学ちゃんもお仕事だぁー♪」
「遊ぶのは後でしてあげるんで
仕事しましょう、仕事」
放課後、手伝い初日を迎えた俺は生徒会室に足を運んだ
まぁ、既に慣れた道
放課後に来たのは初めてだったけれど…
「あぁー…マジで来たか」
「来いって言ってのは先輩でしょう」
「そうだった…仕事内容は
剛輝が説明するから
常に行動一緒にしておけよ」
「はい…」
常に一緒って…
生徒会の仕事でそんなことしなくても…
「行くぞ」
「は?何処に??」
「校内の見回り」
……聞いてないし…
「学ちゃん頑張ってね!」
「は、はぁ…」
この瞬間、
俺の中の警報が鳴っていたのは
…気のせいだと…
そう思っていたかった
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