兄の日常

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  「で、何?徘徊していた不審者に声かけたら変身して追われている??何処のファンタジーだ!何処のSFだ!!!!」 「…話してないで動け… ……捕まるぞ…」 「言われなくてもわかっています!!!」 …まぁ、そういうことだ 意味がわからない!! 家よりは普通だと思っていた 学校がこれだ!!!! 本当にどうなって… 「…伏せろ」 「はい?」 「頭上注意~♪」 「なっ!?」 咄嗟にしゃがみ込むと 頭の上を風が横切っていく 感じがした 「…予定より早いぞ、波留」 「ごめんないさな」 「…うわ…マジで…?」 目の前に立っているのは 生徒会のもう一人のメンバー 樋口波留(ひぐち はる) けれど、その手には… あり得ないほど大きな鎌 「でも、目標は撃沈♪」 「…はぁ…」 後ろを見ると さっきまで追って来ていた “何か”は消えていた  
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