兄の日常

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  「堕ち神って知っているか?」 「堕ち神?」 全く聞いたことがない単語 けれど、名前で想像はできる 「堕ちた神…」 「まぁ、名前の通りだな 本来の目的を忘れ、 人に危害を与える者たちの事をそういう風に呼んでいる」 「へぇー…って、それと生徒会の関係って!?」 「あたし達は堕ち神を討伐する為だけに生徒会に入らされたんだよ」 「遅かったな」 戻ってきたのは波留先輩と 美雪先輩の二人 さっきのを見たからか 少しだけ距離を置きたくなった 「堕ちた者とはいえ神様だから それなりの戦力はいるんだよねぇ~♪」 「…それが生徒会の実体?」 「そうだ」 …笑えない、 全くもって笑える部分がない 「じゃ、じゃあなんで俺…」 「あぁ、お前はただの撒餌だ」 …今ほど先輩を殴りたくなったのは初めてだ…  
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