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「もっとやれー」
「写真撮らせろー」
「ついでに本描かせろー」
「どっから湧き出た!!!」
何処からともなく煽りの言葉を放つ女三人組…
いや、正確には二人増えただけんだけれど…
「今日遊びに来るって言ってなかったっけ?」
「聞いてねぇよ」
「そもそも言ってないし」
「この家は押し掛け当たり前だからね♪」
妹の友人、
高水城紀歌(たかみずき しるか)と遠出永見(とおで ながみ)の約二名
…ある意味で俺の天敵
「天敵なんて失礼なぁー」
「私たちは二人から栄養分を貰っているだけなのに~」
「それがいけないんだよ!!」
こいつらの場合、
栄養分=居候との絡み
絶対に見せたくないし、やりたくない!!
「僕は大歓迎ですけれど♪」
「さすが緋郷さん!話わかるねぇ~♪」
「煽るな!近づけるな!近づくなー!!!!!」
俺の平穏は何処にある…
せめてもの救いは学校の奴らに知られて………
ガチャ
「…えっと…その…
……学子くん…ごめん…」
「……………」
「高校のお友達だから通したんだけれど…いけなかったかしら…??」
母さん…ノックぐらいしろよ…
『そして非日常が日常に…』
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