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そうか・・・理由なんてないのか。
「ほどほどにしとけよ。
殺しちまったら俺達が捕まるんだから」
男の連れなのか煙草を吸いながら止めるわけもなくただ見ていた。
「わぁってるよ。
おい、バット貸せよ、バット」
その隣からバットを持った別の男が現れた。
バットか・・・きっと痛いんだろうな。
まるで他人がそれをくらうような、そんな考えだった。
バットを受け取ると男は勢いよくバットを僕に振り下ろしてくる。
ドゴッ!っとバットが背中にめり込んでいく。
あぁ・・・やっぱり痛い。
何も変わらない表情を男は腹が立ったのか僕を踏み付けていく。
「なんか言ったらどうなんだよ!!
痛いとか助けて下さいとか言ってみろや!!」
バットが僕の頬を打ち抜いていく。
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