神父と始まり

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その時だった。 僕の目に映ったのは聖書を片手に持ち、金属製の十字架を首にぶら下げた1人の男だった。 僕は思わず言葉がでた…… 「神父……様?」 「小僧!なんでテスタメントなんかに追われてるんだ!?」 「ハイジョスル」 すると、 『ドンッ!』 その神父はテスタメントに蹴りをいれていた。 だが、テスタメントはひるむことなく、マシンガンで撃ってきた。 「小僧!走れ!」 「えっ………」 神父様は僕の手を掴んで走り出した。 『ドドドドドドドドド!!』 やっぱり、勝てる訳ないんだ…… テスタメントは対クリミヌル用に開発された兵器……クリミヌルじゃあない、たかが人間なんかに倒せるわけが…… 「とまれ!小僧!」 「?」 マシンガンの音が止まった 「ようやく、弾ぎれか…」 そういうと神父様は聖書を開き、その聖書に隠してあったらしい『手榴弾』をテスタメントの中にねじ込んだ。 「どうだ!神の力にひれ伏せ!」 その言葉が出終わると手榴弾が爆発してテスタメントと神父様を爆発が包み込んだ。 「神父様!」 爆発が終わるとそこには神父様が立っていた。 そして、神父様はその場に倒れた。 「わりーな小僧……S・20地区の協会につれていってくれ……」 そのまま神父様は気を失ってしまった。
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