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ここはシンデレラ黄泉の町にあるお城の中
「王子、聞いてますか?」
この城の執事が呆れ顔で王子に言った
「聞いてるさ」
「ですから先程も申した様に、王子にもそろそろお妃様を迎えていただきたいと、王様も申しておりますので…」
「っていうかさ、」
「はい?何でしょう王子」
「王子王子って言われるのは別に良いんだけどさ
その喋り方気持ち悪いよ新弥」
新「んなっ!!!」
執事の新弥は大きな打撃を受けた
新「んな事言ったって、そういう役なんだから仕方ねぇだろっ!」
「まあいいんだけどさ」
王子様役の咲人が大きく伸びをして言った
咲「シンデレラっていつ来るのさ?」
新「ちょ、そんなめんどくさそうに言うなってー…」
咲「だってシンデレラがお城に来るまで暇じゃん」
新「それは俺も同じだろ」
咲「用がないなら、俺ギター弾きたいんだけどー」
そう言って咲人王子は駄々をこねはじめた
新「しょうがねぇなあ…まあ俺もベース弾きてぇし、一旦終わるか」
咲「うん」
新「じゃあ、そういう事だから俺達は一旦抜けまーす」
咲「あ、新弥、招待状書いといてね」
新「はいはい……」
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