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第1章
━2010年4月
僕の名前は篠原良太
中学の時はさんざんあの銅像と祠のことでバカにされてきた。
今年から新しい高校に通い、今までの自分とおさらばするんだ!
いわば高校デビューってやつさ!
家の目の前にある公園の真ん中にあるこの祠と銅像。
小さい頃祖父に「この銅像の人物はお前の遠い祖先で、悪い鬼と戦って果てたんじゃよ」
と聞かされ、友人のその話をしたらとてつもなくバカにされた・・・・。
そのせいで中学生活は泥沼だった・・・。
「くっそぉこの銅像さえなければ・・・!」
ゲシッ!ゲシッ!
銅像を蹴っていると・・・。
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ・・・・・。
いきなり銅像が倒れ始める・・・。
「え・・・?そんな強く蹴ってないのに・・・・」
倒れた銅像の下には深そうな穴が。
そこから2つの光が天空へ向かいどこかへ飛んでいく。
「うわあぁぁぁぁぁぁぁぁ」
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