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ちぐさ>確かに居心地は良かった。けれどあそこにいれば、私は"年齢"でしか評価されないんです。
霞>……。
ちぐさ>今でも14歳のままの私が書いているなら、私自身胸を張れましたよ。でももう私は、今年で17歳です。3年近く経ったけれど、何も進歩していない。むしろ退化する一方です。
霞>否定はしません。
ちぐさ>自分の名前の重みを、甘く見ていました。これじゃ、伯母・・・死んだ千草美生に、顔向けできません。
ちぐさ>姓だけではありません。名前だってそうです。詩を書く葵の花なんて、名前負けもいいところだ。
霞>そう思うなら、そう思っていればいいと思います。
ちぐさ>何が言いたいんですか?
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