noir mauve

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      ちぐさ>昔の私は、本当に自分のためだけに書いていました。 ちぐさ>今の私は、人のために、書くことしかできないんです。 ちぐさ>いや……自分のために、書くことができなくなっただけなんですけどね。 ちぐさ>自分の詩を読んで、感動してくれた人がいて……いつの日か、自分の大切な人のために書きたいと思うようになった。 ちぐさ>けれど……それは寧ろ自分のために、やっていることでした。飽きられないために、見放されないために。 ちぐさ>人のため、だなんて言って、誇らしげにしているうちは、もう書くことを続けるなんてできません。  
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