第一章 開戦

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しかし、共和国にとってはこれでも進んだ方であって、第一次大戦は全て木造装甲戦艦と言う防弾強化魔法をかけた装甲を取り付けた舷側砲門艦が主力であり、木造装甲戦艦は今でも数の上では主力である。 帝国と皇国から見れば全時代的だと言われるが共和国は魔法を使って強化しているため、威力と速力、防御力は帝国と皇国の主力戦艦と渡り合える性能を概している。 なお、高速鋼鉄艦は帝国と皇国では駆逐艦に該当する。 海軍大将の説明が終わると次は共和国陸軍大将が立ち上がり 「海軍が皇国鋼鉄輸送船に打撃を与えた後は我々陸軍が逆上陸してレイブランを逆占領します。その後は、海軍、航空軍と協力して大央洋の皇国領の島を占領し、皇国に有利な立場で交渉できるようにします。」 と言って座った。 陸軍大将の説明を聞いた元老院議員の一人が 「それでは我々が皇国に宣戦布告文書を突き付けるのは皇国がレイブランに占領してすぐでよろしいですかな」 と聞くと各大将らは静かに首を縦に振った。
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