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さわやか、とは到底思えない日曜日の朝。
俺、三也吾世(ミヤ アガセ)は、ベッドで一人、横たわっていた。
なにより、昨日の出来事が嘘のようでならなくて、というか嘘と言うより本当に現実に起こった話だったのかよく分からなくて、俺は今頃になってやっと、この状況の意味を悟り始めた。
俺は一応、男子校の保健医を勤めている身なのだが、その学校の教務員の一人、空之盈枦(ソラノ ミチル)という数学教師と身体の関係がある。
簡単に言ってしまえば、セフレに値(あたい)する位置づけだ。だって向こうはただの欲求不満の処理をしているだけだから。
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