prologue

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役人「ミューズ様。始まりますよ。」 ミューズと呼ばれた少女は、水色のブロンド髪をなびかせ、立ち上がった。 ミューズ「ええ。」 役人「これより、黒帝(クロミカド)継承の儀式を執り行う。」 役人がそう言った途端、ミューズは、役人一人しかいない広場へ足を踏み入れた。 役人「ミューズ・クライア。属性は全て。年齢11さい。そなたに、黒帝の称号を与えよう。」 ミューズ「我ミューズ・クライアは、黒帝の称号を引き継ぎ、我は、その称号に値する有り難みを実感します。」 役人「これで儀式を終了とする。」 二人しかいない広場には、その声は広く響いた。 役人「貴女は、世界最強の魔法使いとなりました。」 そう言うと、役人は、ミューズに、黒いマントと、とんがった帽子を渡した。
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