Ｒeturned.Ｏf Ｗorld

#Ｏ1.

― ロータリー科 作戦本部 ―

アルベイン
｢おいソーマ。クレハにはちゃんと伝えたのか？｣

ソーマ
｢あいつが素直に俺の言うこと聞くと思いますか？相変わらず頭弱いですね｣

アルベイン
｢……ふぅ～…人選を間違えたか｣
―イラっとしつつ、たばこをふかして自分を落ち着かせる―

ソーマ
｢俺が話そうとする前に寝ちまいましたよ｣

アルベイン
｢仕方ない。俺が行ってくるか｣
―ため息混じりに―

ソーマ
｢最初っからそうしろよアホ｣
―聞こえるように大きな独り言―

アルベイン
｢ソーマ…。お前いい加減に…｣
―わなわなとして―

ソーマ
｢アホにアホと言って何か悪いンすかー？｣
―悪気無くバカにしたように―

アルベイン(Ｍ)
｢落ち着け俺…。怒りすぎると血圧が上がる。…ただでさえたばこのせいで血管縮んでんだから、少しは自重しねーと｣

アルベイン
｢……この野郎…あとで覚えとけよ｣

ソーマ
｢ところでアホベインさん、チャコルさんはどこ行ったんですか？｣

アルベイン
｢…っ、誰がアホベインだ誰がっ!!!｣

ソーマ
｢いちいち大声出さないでください鼓膜が破れます｣
―耳を抑えながら少し不機嫌に―

アルベイン
｢お前の鼓膜はどんだけ脆いんだ!!｣

ソーマ
｢そんなことはどうでもいいんで、チャコルさんがどこにいるか教えてもらえますか？もしかしてわからないとか言いませんよね？それこそ能無しじゃないですか｣
―早口でさらりと―