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アルベイン
「うるっせえソーマ!!おい、表出ろ!!ぜってぇ殺してやる!!お前だけは何百回いや何千回殺しても気が済まねえ!!!」
―腰の鞘に手をあて今にも飛び掛かりそうな勢いで―
ファル
「お、落ち着いてくださいアルベイン先輩!!」
―見を呈して止める―
ソーマ
「まったく短気なんだからアルベインさんは。おいら困っちまいますー」
―口を尖らせて無邪気に―
アルベイン
「なんだと貴様ぁあああっ」
ファル
「ソ、ソーマさん!チャコルリーダーならエンジニア科へ行くと言ってましたよ!!」
ソーマ
「エンジニア科に?ああ、また女のケツ追っかけてんですかね、あの人は」
―うんざりしたように―
ソーマ、本部を出ていく
ファル
「アルベイン先輩!ほら、ケチャップです!!ちゅーちゅーしてください!ほらはやく!」
アルベイン
「ちゅー……ぷは…さんきゅうファル…。落ち着いたぜ…」
―ケチャップに貪りつく―
ファル
「ソーマさんにも困ったものですね。でもあれで剣術で言えば先輩より実力が上だなんて…僕は信じられません」
アルベイン
「まあそう言うな。あいつの実力は、俺が一番よくわかってっからよ」
ファル
「なんだかんだ言って、お二人って結構仲いいですよねっ」
アルベイン
「…ぁあ゙?」
ファル
「い、いえ…なんでもありません…」
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