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「明日..どっか行こっか」
「ぇ?..良いよ」
なぜだか、彼を一人にしたくなかった。
見かけよりも寂しがりな君は、強がって一人を望むだろうから。
俺の前でだけでも、その心に巻いた包帯を解いてくれないかな。
心に抱いた恐怖心を、さらけ出してくれないかな。
「ね、明日はカメラ持って来るからさ、」
「うん」
「藤くんいっぱい撮らせてねっ」
長い髪から少し覗く耳が、真っ赤に染まって。
可愛いなぁ、って素直に思う。
「....ぉう..」
君が何かに怖がっているのなら、僕がその何かを殴ってやるから。
君から笑顔が消えたなら、僕が君の心を笑わせてやるから。
怖がらないで
僕と一緒にいよう
BGM:アルエ
了
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