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「たっちょーん!」
「ヤスやめろって;;」
連れていかれたと思ったら
ヤスは大声で大倉のことを呼んだ
「あ、ヤス
亮ちゃんも」
大倉はヴァンパイアのコスプレをしていて
めっちゃかっこええ…
「亮連れてきた
ほな、俺は帰るな?」
「ちょおヤ「ばいはーい」」
ヤスを止めようとしたけど
ヤスは歩きながら手を振って
行ってしまった
「亮ちゃん取り敢えず座りーよ」
「おん…」
何か…恥ずかしいわ
「ちょう待っててな」
俺がイスに座ると
大倉はまだ仕事が途中やったから
って
戻ってしまった
アカン…めっちゃ、
ドキドキしてる
初めて大倉のコスプレ姿見たから
多分俺赤くなってるな
「え、かっこええ?
んふ、ありがとー」
大倉と誰かが喋っている
嬉しそうに喋っている様子の大倉の声
これは接客やもんな
しょうがないやんな
でも…
「亮ちゃん何か飲む?」
取り敢えずの仕事が終わったらしく
戻ってきた大倉が
言いながら俺の頭を撫でるけど
俺は思わずその手を払った
「…亮ちゃん?」
「…っ、忠義なんか嫌いや…」
不思議そうに俺の顔を見た大倉に
俺は涙目で睨んだ
「亮ちゃん来てや」
「へっ…」
大倉は俺の手を掴んで
教室から出た
向かった先は
今日は使われる予定もない資料室
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