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「…侯隆、怖い思いさせてごめんな?」
ヒナに謝られて
俺は首を横に振った
「信五が、謝らんでよ」
「俺がいてたら、こんなことにはならへんかったのに!」
更にぎゅっと
俺の体が引き寄せられる
「ホンマに、大丈夫やから…」
「ホンマに?」
「小島くんの精液、無理矢理飲まされた
けど、入れられる前に信五来てくれたから
めっちゃ、怖かった…っ」
俺はヒナの肩に顔を埋めて
泣き出した
「侯隆…、」
泣いている俺を
ヒナは背中を擦ってくれた
「侯隆…?」
ふとヒナに呼ばれて
目が真っ赤な顔を上げた
「好きやで」
ちゅ、と一回
ヒナに優しくキスをされた
「知らんやつに触られたんやから、消毒したるな…?」
「…おん…、」
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