慰め

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「ちょう大倉」 「……。」 「大倉って!」 ずっと無言のまま歩いている俺に 亮ちゃんは腕を振って離した 「…亮ちゃん。」 睨み付けるように 亮ちゃんを見る 「…っ」 亮ちゃんを壁に追い詰め 壁と俺の間に挟み 両手を壁に付いて行き場を塞いだ 「…大倉…、んぅっ…はぁ…ふ…」 少し怯えていて 俺に何か言おうとした亮ちゃんの唇を 自分の唇を重ねて舌を絡める 「ちょ…っんん…ただ…よ…し…」 そっと唇を離すと 二人を繋ぐ銀の糸が伸びる 「亮、亮は俺のもんやで」 顔が赤くなって涙目になっている亮ちゃんの目を 真っ直ぐ見て言った 「ぅん…、忠義ごめん」 亮ちゃんは目を伏せて 俺に抱き付いた 「んふ、そうやで」 抱き付いた亮ちゃんを抱き締めて 髪を撫でた 「…やけど、仲ええ後輩の一人やから たまには喋ってもええやろ?」 上目遣いで俺を見上げて言った アカン…、めっちゃかわええ 理性保てへんかも(笑) .
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