慰め

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『プルルルルル…、っはい』 「あ、村上くん?」 『…何?大倉 今お取り組み中やねんけど』 素っ気ない声で電話に出た村上くん 「んふ、外から筒抜けやでー(笑」 『おまっ…! どっから聞いてんねん』 「ドア、生徒会室のドアの前に 亮ちゃんと二人でいてんで やから、開けてぇや」 『…チッ、そこでちょう待っといて。』 電話の向こうで 村上くんが舌打ちをしたのが聞こえた 「…俺ら、邪魔やったかな?」 電話を切ったあと 心配そうに 亮ちゃんは言った 「開けてくれるから大丈夫やで 電話越しで舌打ちしたの聞こえたけどな(笑」 「してる最中に邪魔されたら そら舌打ちするわ」 「ええやん 俺も早よ亮ちゃんとしたいねんもん」 「…大倉の変態!」 「もう変態やもん(笑」 ガチャ 「…たくっ…、早よ中入りぃや。」 ドアが開いて 呆れ顔の村上くんがドアから顔を覗かせた 「ありがとう、村上くん」 二人は生徒会室の中に入る 「ええとこやったのに…」 村上くんがボソッと呟いた 誰でも 人のええところを 途中で邪魔したくなんねんで(笑) .
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