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「てか、ここ俺の部屋やんか」
「恋人の部屋やもん俺の部屋やん。」
横山くんと村上くんの二人って
ホンマにラブラブなんか
ラブラブやないんか
よう分からへんわ(笑);;
「あぁ、これ俺宛の手紙やん」
いつの間にか亮ちゃんは横山くんの机の椅子に座っていて
机の上の手紙を見ていた
「ちょうどっくん、勝手に机のもん見たらアカンでー。」
「どうせ、俺宛の手紙やもん」
「上にある手紙がどっくん宛でも、見たらアカンの
ほら、早よ大倉んとこ戻り」
「…ごめん」
亮ちゃんは横山くんにキツイ言葉を掛けられて
しょんぼりと俺の隣に戻ってきた
「横山くん、亮ちゃん泣かせたら
俺が許さへんで。」
「一つも泣かせてへんやんか」
「泣かせたら!
…亮ちゃん大丈夫?」
「おん…、大倉ありがとうな」
泣きそうになっている亮ちゃんの頭を撫でた
「もう帰るわ」
亮ちゃんと一緒に
ソファから立ち上がった
「ん、ほなな」
「ほな、ヨコ続きしよか?」
「やめてや今更…」
「今更ちゃうで、俺にさっさと喰われとけや」
「ひなっ…ん…!」
ソファに二人が倒れ込んだみたいだけど
そのまま生徒会室を出た
.
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