慰め

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「やっぱ…、行かん方がよかったな」 俯きながら亮ちゃんが言う 「亮ちゃんのせいちゃうで? 村上くんと横山くんのせいや」 「そうなんかなぁ…」 「おん 俺が慰めたるよ、体で(妖笑」 耳元で囁くと あっという間に亮ちゃんの顔が赤く染まる 「…忠義が、俺を慰めて?」 さっき村上くんに言われたせいなのか いつになく凄い素直だ 「っ素直やな、亮」 「も…早よ忠義の部屋行こ?」 亮ちゃんは俺を急かすように 俺の腕に手を絡めた 「亮かわええ」 「…知ってる」 俺は亮ちゃんと出来ることで 次第に歩くスピードが早くなり 亮ちゃんの腕を掴む様にして自分の寮に戻った ガチャ 入った途端に亮ちゃんの腕を引いて 壁に押し付けてキスをして 亮ちゃんの舌に自分の舌を絡める 「んっ…ふぅ…は…ん」 それに答えるように 亮ちゃんも俺の舌に自分の舌を絡ませてくる 「ただよし…っんちゅ…ん」 お互いに苦しいと思ったときに唇を離す 「…はぁっ…」 細く伸びた銀の糸を 舌で絡め取った 「亮」 亮ちゃんを抱き締めた 「…ええ?」 亮ちゃんに訊くと コクンと頷いた 「忠義、俺を抱いて?」 亮ちゃんも俺を抱き締めるように抱き付いた そのまま床にそっと押し倒した .
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