七夕

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「侯は、俺と出会ってよかった?」 俺を抱き締めながら ヒナは俺に訊いた 「よかったに決まってるやんか 信五と出会えて、キスして、ひとつになれて 毎日めっちゃ幸せや」 俺はヒナの首に腕を回した 「俺の七夕の願い事は、侯とずっと一緒にいること」 ヒナに見つめて言われた 「俺も、」 「俺から離れたら、どつくからな?」 「離れへんよ」 「んは、おおきに」 ヒナの手が 俺の頬を包み込んだ 「…好き…」 「ん…、」 ヒナに優しくキスをされた そして 「愛してる ずっと、侯隆だけを愛してるから」 いつも言われているのに 胸の奥に響いて熱くなる 「おん…っ」 お互いにぎゅっと抱き合った 信五、ずっとずっと 大好きだよ 七夕の夜 俺らは永遠の愛を誓った END
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