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ヒナside
「ヒナー」
授業の休み時間に
テコテコやって来たすばる
「ん?」
「教科書忘れたから、一緒に見せてぇや」
「何や、寮に忘れたんか?」
「おん、現文の授業あることすっかり忘れとったわ(笑;;」
「ふはっ、ええよええよ
机持ってきぃや?」
「ホンマか?」
「おぉ」
「ヒナありがとう!」
すばるは一度自分の所に戻って
自分の机持ってきて隣にくっ付けた
「あーあ、毎日隣がヒナやったらちゃんと授業に出るんに」
「しゃーないやん
夏休み明けたら席替えやから、それまで待ってよ?」
すばるの頭を撫でた
「そんでヒナが隣やなかったら、授業サボるから」
ニヤリと笑ったすばる
「たまにやったら、すばるに付き合ったる」
「は、ありがと」
二人で話していると
授業開始のチャイムが鳴った
「すばる寝たらアカンからな、」
「わーってるて」
そして授業が始まった
.
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