暇やから

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ヤスside 「ヨコちょー」 暇だから ヨコちょに構って貰おうと思って生徒会室に行くと ヨコちょは机で何か書き物をしていた 「んー?何?ヤス」 「めっちゃ暇なんよ、ヨコちょ構って」 「ん、構ったるからちょう待ってな」 「嫌や、早よー」 早く構って貰いたいから ヨコちょの後ろに回って抱き付く 「…分かった」 溜め息混じりで書いていた手を止めたのを確認して ヨコちょの耳元で囁いた 「やから、気持ちええことしよ?」 その瞬間 ヨコちょの肩がビクッと震えた 「…っでもまだ、」 「まだ何?」 言いながら ヨコちょの耳に舌を這わせる 「ぁ…ヤス…っ」 少し息を荒くするヨコちょが可愛くて 耳の穴に舌を入れてねっとりと舐めてやる 「ふぁっ…は…」 ヨコちょはイスの向きをクルリと変えて 俺の手を掴んだ 「まだ仕事あるんやろ? やったらしたらええやんか」 直ぐにでも ヨコちょのあのぽってりした唇にキスしてやりたいけど ヨコちょの口からちゃんと聞きたいから 「俺んこと…気持ちよぉしてや…」 涙を目に溜めて言ったヨコちょ 「は、侯くんかわええ」 俺は妖しく笑って ヨコちょの後頭部を引き寄せキスをした .
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