嘘つき

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ヨコside 俺が用事を終えて 生徒会室に戻ってみると 「どっくん、何してんの?」 「んあ? あ、横山くんおかえり(笑」 ドアを開けて目に入ったのは ソファでタバコを吸っているどっくんの姿 「おかえりやないやんけ、どっくんお前未成年やん」 「ええやんええやん、見逃してや?」 てへっ、とでも言いそうな顔で どっくんは笑った 「…分かった、今日だけな?」 俺は溜め息混じりで言って どっくんの隣に座った 「今日だけ?」 「おん、 今度俺が見付けたら先生に言うとく」 素直に従うのかと思ったら 「ふーん、横山くんそれホンマに出来るん?」 どっくんに肩を引き寄せられて 近くなったどっくんの顔 「で、出来るわ…っ」 恥ずかしくなって 俺は顔を反らした 「顔反らしたいうことは、出来へんねや(妖笑」 どっくんは妖しく笑った 「りょっ…」 「侯くんの嘘つき。」 「んっ…」 冷たく言い放たれた後 更に顔を引き寄せられてキスされた .
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