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食ってからと言いつつも、また一つ、もう一つとパフェを追加する銀時や、時折勃発する2人の喧嘩により、落ち着いたのはもう夕方だった。
「..ぁーそうそう。はい」
「ぁ?」
下を向いて、出会った時手に提げていたビニールを探り、何やら取り出すと、ポンと土方に投げ渡す。
「...何だ?」
「プレゼントだよ。屯所に届けようと思ってたんだけどさ、非番だし。でも夜には帰るんだろ?どーせなら今渡そうかと」
それで先程の質問の理由は分かったのだが、土方の頭は真っ白で。
「..なんで...」
「っはぁ?お前、自分の誕生日忘れたのか?」
違う。
近藤さん達のお陰で、忘れることなどないのだ。
問題は──
「なんで、てめぇが...」
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