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しかし桂も神楽も、あながち間違えてはいない。
普段のやり取りからは有り得ないことの様に思えるが、この2人は一応、所謂恋人同士という関係にある。
恋愛は先に惚れた方の負けとよく言うが、この2人は正にその典型的なタイプと言っても良いだろう。
桂が惚れて、銀時が惚れられた。
桂が迫って、銀時がほだされた。
只、この関係を銀時が煩わしく思っていないのも事実で。
暴言を吐く裏には、僅かなりとも愛が滲むこともある。
そして、自他共に認めるおめでたい思考を誇る桂は、銀時の悪口雑言を全て、愛の囁きの裏返しだと信じてやまないのだから、この2人はある意味お似合いと言えるだろう。
「さぁ銀時っ!始めようか!」
「何をぉーーっ?!!」
愛の形は人それぞれ!
了
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