かれし

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はるちゃんは、すぐさま携帯を取り出して、誰かと話を始めた。 「もし~?金曜の飲み会なんだけどさっ、後輩も行くからね~よろしくね~!」 はるちゃんはそれだけ言うと、電話を切ってしまった。 『はるちゃん…用件のみで切ったらかわいそうだよ…』 あたしは電話相手に同情し、呆れた顔で言った。 「大丈夫だよ~!ウチラいつもあんなんだしっ!なっ、マナ!」 「そうそう~♪あいつらなんかに気ぃつかえないっしょ!」 はるちゃんと、もう一人の先輩…[マナさん]がケタケタ笑いながら話してた。 そんなもんなのか… 無知なあたしは、先輩らが言ってることは全て正しい。 そんな風に思ってた。
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