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色褪せやすい花束のようなその愛が今私を締めつけている
どれだけ必死に飾っても
取り繕っても引き留められないのは解っているから
あなたの腕を掴まないよにこの限られた時間を守るために
醜い姿は私の中に閉じ込めておくの
あなたがいなくなった後で後悔するその時まで
何故あなたを引き止められない
一言「行かないで…」そう言えればいいだけなのに
潤んだ瞳(め)で「あなたが必要」だと上目遣いで言えれば少しは変わるかもしれないのに……
そのあなたの冷たい視線が
どれだけ“愛してる”と言われたってあなたは私から去っていく
今はただそんな言葉さえ虚しい…
あなたがこの冷えた空気に耐えられずほんの少しの罪悪感で言っている言葉だと知っているから
痛いくらいに
一度愛した人を見送ることも
これも義務なのだろうか
涙…堪えて
Good bye close love
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