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―――☆
自宅まで続く通路を自転車で走る俺は耳にヘッドホンを装着して音楽を聴きながらのんびりとペダルを漕ぐ…。
次第に山の坂道に入る俺は自転車を降りてキツイ坂道を自転車と一緒に登る。
俺ん家はクソ親父が山が好きだと言う理解不能な理由で山の上に自宅がポツンと一軒建っている…。
まァでも家から見る景色はすげぇ自慢なんだぜ?
夜中なんて家から見る都会の景色がキラキラと光の粒が幾つも輝いて。夜空には星だらけで流れ星だって見れるんだ。
坂登んのめっちゃしんどいけどな…。
まァ中学からずっと坂道を降っては登るを続けてきたから、これが普通になってきた。
それに部活動などに所属してない俺はこの坂道がいい運動なるわけだ…。
て、考えてるうちに家に着いた。
俺は自転車をガレージに置くと中に入ろうと家のドアを開ける。
「ただいま。」
帰って来た者の礼儀を言うと、リビングから〝てくてく〟と可愛らしい足音が聞こえてくる。
ガチャ…。タタタッ!!
「優くんおかえり~。」
「うにゅ…。優しゅけぇ~。」
2人の超絶美少女が俺に抱き着いてくる。
2人は気持ち良さそうに目を細めて俺の胸に顔をうずくめる。
ん~…。
2人からいい香がする。
香水の匂いかな?
いや…。シャンプーの…。
て、そんな場合じゃね―…。
「ちょ、お前ら離れろ!!」
「や~だ♪」
「うにゅ。」
俺のことを〝優くん〟と呼ぶこの超絶美少女は〝杉本美香〟。
春樹が言ってた〝美の女神〟の一人だ。
首筋まで伸ばすさらさらとした髪は薄い水色で染まっている。
透き通る肌は女性なら誰もが憧れ抱く綺麗な美白。
一目見れば、美白、端整、美貌、美肌、スタイル、美脚、が揃ってることがわかる。
美香は世界的トップアイドルで歌声はまさに〝美声〟容姿だけではなく歌唱力でも世界中から評価されてる。
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