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―――☆
いつの間にか野外は真っ暗で月の光が空の闇を照らし何千何億の星がキラキラと輝いていた。
奈穂美も晩御飯の準備を済まし、いまは美香、由美、美月、奈穂美の4人で仲良く風呂に入ってる。
俺ん家の風呂は4人が一緒に入れるように去年の夏頃に改装した。
勿論あのクソ親父の許可は了承済みだ。
それにしても相変わらずアイツらの風呂は長いなァ―。
と、考えてるとドアが開き寝巻姿の由美、美香、美月、奈穂美の順に部屋に戻ってくる。
寝巻は美香と由美が〝お揃い〟がいいと言いだし皆揃着の寝巻だ。
俺が黒。
美香が水色。
由美がオレンジ。
美月がピンク。
奈穂美が青だ。
て、そんなことはどうでもいいよな…。
「気持ちよかったぁ。」
「優輔さんもお風呂で疲れを癒して来たらどうですか?
その間にでき上がった料理をテーブルに並べて準備していますので。」
「お、ならそうさせてもらうわ。」
俺はソファーから立ち上がり風呂場へと向かうとするが…。
美香と由美に腕を掴まれる。
またかよ…いつもの…。
「優くん一緒に入ろ~。」
「優しゅけ行こ?」
…がな。
うん…。毎回同じこと言わせてもらうけど…。
「無理だからッ!!」
美香。由美。
「え―ッ?!」
はい…。
毎回毎回、同じリアクションをありがとう。
つかお前らさっき風呂入ったばっかじゃねーか…。
「だからいつも言ってんじゃね―か!
無理なもんは絶対無理なんだよ!」
「やだ! 一緒に入るもん!
優くん昨日〝明日は一緒に入ってやるから〟て、言ったもん!」
「約束した~。」
は?
そんな馬鹿げた約束を俺がするわけねーだろ…。
いや…。したのか?
「2人とも、そんな約束してないでしょ。」
「もぉ―!
みずき言わないでよ!」
「あぅ…。嘘ばれちゃた。」
嘘かよ!
ちと信じちまったじゃねーか!
まじ油断も隙もねーな。
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