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カコ――ン…。
身体を洗い頭も顔も洗った俺は湯舟に浸かる…。
あいつらが入れた入浴剤で湯舟は薄いピンク色に変色してる。
なんの匂いかわかんないけど、いい香がする。
男の俺には…。この香はアリなのか…?
て、考えてもしゃァねーか。。
4人が一緒に入れるよう改装しただけあって俺一人で入るにはすごい贅沢だな。
足も思う存分伸ばせて最高だわ。
「ふぅ…。
気持ちィ…。」
身体の芯から芯まで温まる感じで、まじで癒されてることがわかる。
「ぶくぶく・・・ぷはッ!」
俺は湯舟に潜り何秒間息が続くか挑戦するが48秒でギブ…。
誰だって一度はやる遊びだろ?…俺誰に聞いてんだろ。
「そろそろ上がろ…。」
最後にシャワーを浴び風呂場から出る。
濡れた身体や髪をタオルで拭くと寝巻に着替える。
俺はドライヤーで若干濡れたままの髪を乾かす。
全てを済ませた俺は最後に使え終えたタオルを洗濯機に放り込む。その時、下着が…。
いやなんでもねー…。
俺は洗面所の電気を消すとリビングに戻る。
「ふぅ…。
気持ちよかった~…。」
「ふふ。
夕食の準備もできてますよ。」
「うわァ…。すご…。」
俺はテーブルに並べられてる料理の光景を目にし驚く。
テーブルには鯛の塩焼きに春巻きなどの料理がズラッと並んでる。
奈穂美の料理の腕は職人並だな。改めて思うワ。
「ほら優くん。
早く座って食べよ。」
「ああ、そうだな。
それにしても豪華なメシだな。
鯛まであるじゃねーか。
めでたい日だけにめで〝鯛〟!」
4人。
「……。」
「あ、あはは…。」
4人。
「……。」
「あはは…すいません…。」
そんな冷たい目で見なくてもいいじゃねーかよ…。
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