恋1話☆幼なじみ☆

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「俺なんて言ったんだ?」 「それは…。」 「あん?」 「教えないわ。ふふ。」 「はァ? 意味わかんね―し。」 なんかよくわかんないけど美月は凄く幸せそうに微笑んでる。 俺は俺で一人懸命にあの頃の〝言葉〟を思い出そうと頑張っていたが…。 またもや考えるのが面倒になった俺は考えるのをやめた。 「なァ教えてくれよ。 俺なんて美月に言ったんだ?」 「教えるわけないでしょ。 自分で思い出しなさい。」 そんなこと言われたらめちゃめちゃ気になってくるじゃんかよ…。 ん゙~…。 やっぱなんも思い出せねー…。 まァ俺のことだ。 大したことは言ってないだろう。 俺…。諦めんの早…。 「ユウが言ってくれたあの頃の〝言葉〟は私のたった一つの大切な〝宝物〟なのよ。」 「〝言葉〟が宝物?」 「ええ、そうよ。」 ふ―ん…。 〝言葉〟が宝物ねぇ…。 なんか理解できねーなァ。 俺の宝なんて今〝こつこつ〟溜め込んでるブタの貯金箱ぐらいだな…。 俺の宝…地味だ…。 俺がそんなことを思ってる最中。 美月は俺を見て優しく微笑み。 そっと口を開く…。 「ユウ…大好きよ…。」 別のこと考えていた俺は…。この言葉を聞き取ることができなかった。 「あん? なんか言ったか?」 「いいえ。 なにも言ってないわよ。 ふふ。」 あれ―? なんか言ってたような気がしたんだけどなァ…。 ま、きっと俺の勘違いだな。 「ふわぁ~…。」 やべ眠くなってきた…。 「ふふ。 眠気が襲ってきたようね。 部屋に戻ったら?」 「ああ…。そうするよ…。 ふわぁ~…。おやすみィ…。」 「おやすみなさい。」 俺は2階の自分の部屋に戻るとベッドに横たわるり瞼を閉じ、夢の世界へと旅だった…。 夢の世界ってどこだ?
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