恋1話☆幼なじみ☆

17/17
前へ
/385ページ
次へ
視点:桐咲美月 ユウが2階に上がって行っちゃった…。 もう少しだけ一緒に過ごしたかったけど…。 そんなわがまま言ってはダメよね…。 ふふ…。 ユウはあの頃、私に言ってくれた〝言葉〟を覚えてなかったわね…。 私の他に無いたった一つの大切な宝物。 私の支え…。 ユウが隣に居るだけで胸の鼓動が早くなることがわかる…。 ユウが傍で私に微笑んでくれる。 それで胸の鼓動が早くなることがわかる…。 ユウが優しく声を掛けてくれるだけで胸の鼓動が早くなることがわかる…。 ユウを考え想うことで…。。 〝大好きな人、最愛の人〟 素直に感じる。 はぁ…。 同じ学校に通えないのが凄く不安だわ。 もしもユウが他の子を好きになったりでもしたら私…。 「はぁ…。 頭の中がユウのことばかりだわ。…ふふ。」 美香も由美も奈穂美も皆ユウのことが大好きなのよね。 でもあの鈍感のユウに私達の気持ちに気付いてもらえるにはまだまだ先の話しね。…ふふ。 私はこの〝気持ち〟をユウに伝えることがてきるのかしら…。 もし伝えたらどうなるのかがすごく胸を苦しくさせる…。 あの頃からずっと…ずっとユウが大好きだから。 この恋が私の…。 〝初恋〟だから。 私にはユウしか考えられない。 だから神様お願い。 私の恋を〝初恋〟を…。 叶えさせて――‥。
/385ページ

最初のコメントを投稿しよう!

484人が本棚に入れています
本棚に追加