恋2話★学校めんどうせ―ヨ★

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「盗み聞きしてないことはわかったけど。 でも聞いてたんだからちゃんと責任取ってよ。」 責任ってなんだよ…。 つ―か。この話しは無事解決したんじゃねーのかよ…。 俺にどーしろと? 「意味わかんねーよ。」 「意味わかるでしょ? 盗み聞きしてなくても聞いたことには違いないんだからちゃんと責任取って。」 いや…。 まじで意味わかんねーからな。 俺は別になんの悪いこともしてねーし。 こいつのことを傷付けるようなこともしてねーよな? 「責任って…。 なにをすりゃァいいんだよ。 つか意味わかんねーし。」 「飲み物…。」 「あん?」 「飲み物の奢って。」 は…? 「それで今回は許してあげる。 ほらわたし優しいから。」 知らねーよ。 つか誰が優しいんだ? いきなり奢れって…。しかもなんで許すか許さねーかをこいつが決めんだよ! あれは事故だ! そう説明したじゃねーか! 「んなもん自分で買え! あれは事故だ! 俺はなんも悪かねー!」 「見て聞いてたんでしょ?」 「う…それは…。」 「きみが人の告白されるとこ盗み聞いしてたって〝学校中〟に言い触らそうかな~。」 「ばッ! だからあれは「言い触らそうかな~。」…てめぇ…。」 こいつ性格がクソ悪ィ!! 揺すりだ…。俺の弱みを握って揺すりを使ってやがる。 クソ!! ここはガツンと一言…。 「買ってきますッ!!」 「わたしポカリねぇ~。 よろしく~。」 〝天使〟のような顔立ちとは裏腹にこいつの中身は〝悪魔〟だな。 つか呆気なく揺すりに乗る俺は弱ッ?!
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