-prologue-

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「…ヒナ、それでは意見……いいえ。答えを…」 「…私は……。私の、出した答えは…―――」 それは、夢でも、現実でもない…そんな世界での私の冒険の終わり…――。 ――あれから、3年近く経ち… 私、伏木雛は一昨日…高校2年生になりましたっ! なりたてホヤホヤの1年生の時みたいに胸踊らせる…なんてことはないけど、制服で決めたと言っても過言ではない程に気に入ってる制服に身を包む。 ピンクの可愛い制服……だったんだけど、2年になると同時に制服が変わって…今は紺の制服になってしまった。 …まぁ、その制服も可愛いし私好みだからいいんだけど……でも、なんかちょっとねぇ…? て、いうか…あれ以降まるで思い出したかのように可愛い服に心引かれるようになりました。 元々引かれてはいたんだけど…ストッパーがきかなくなって来たっていうか……ね?うん。 …とりあえずっ!話を制服に戻すと……セーラー服…じゃ、ないんだけど…セーラー服に近いワンピースタイプの制服なの。 で、ちょっと(?)変わってるんだけど…リボンの指定があるのよねー。 リボンって言っても制服に着けるリボンじゃなくて…どこに着けてもいいから、そのリボンを必ず着用すること。 っていう校則…っていうか制服指定なのよねー。因みに、そのリボンはピンクよ! そのリボンは制服変更前も後も変わってないわ…。お気に入りなのかしら…? とりあえず、私はそのリボンは髪にヘアバンドみたいにして着けてるの。結構可愛いから普通に使えるのよね♪ …まぁ、そんな感じで私が気楽な高2ライフを満喫しようとしてたら…! ある日、思いもよらない人たちに、再び会うことに…――。
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