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エレベーターでマンションの8階に来た。
このマンションは15階建てらしく、エレベーターには15階までのボタンがあった。
エレベーターから降りて、ミンクさんの進むままに歩いて行くとある扉の前でミンクさんは止まった。
「ここよ。」
ミンクさんはそういうと片手で鍵を開け、扉を開いた。
玄関で靴を脱いで、広く長めの廊下を恵を支えながら歩いた。
リビングらしき部屋に着き、ピンクのクッションの上に恵を座らせた。
「涙ちゃんもケガをしているじゃない。左の肘。」
ミンクさんに言われて久しぶりに気付いた。
そういえば恵のことや逃げることで精一杯で全く気にしていなかった。
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