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「そういえば…。」
私は左の肘を見た。
「先に恵をお願いします、ミンクさん。恵の方が傷が深いので…。」
私はミンクさんを見て言った。
「わかったよ。」
ミンクさんは笑顔で答えて、近くに用意してあった救急箱を取り、恵の治療を始めた。
「恵ちゃん、ちょっとしみるけどガマンしてね。」
ミンクさんは優しい口調に似合わず恵の傷に消毒液を豪快にかけた。
「いっ…つ…。」
恵は涙目になりながら痛さに堪えていた。
私は恵の手を握った。
しばらくして恵の治療が終わった。
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