*マンション*

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「はい。これで終わりっ。」 ミンクさんは笑顔で言った。 「じゃあ次、涙ちゃん、左肘を出して。」 私は頷いて左肘を出した。 ミンクさんは恵にやったのと同じように私の左肘にも豪快に消毒液を出した。 「痛…っ!!」 思わず声を出してしまった。 「我慢、我慢。」 そう言ってミンクさんは私の左肘に絆創膏をつけた。 「ありがとうございます、ミンクさん。」 私は苦笑いしながらミンクさんに言った。 「どういたしまして。」 ミンクさんは笑顔で応えた。 「あの…。涙とミンクさんは…知り合いなの?」 しばらくして恵は口を開いた。 さすがに私がミンクさんと親しげに話しているのに違和感を感じたらしい。
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