記憶を落とした…。

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「……」 沈黙が暫く続いた。 笹川とハルは今にも泣き出しそう になっている。 幾ら言葉で"頑張る" と言っても十代目は もう再起不能に近い。 山本にも笑顔が無くなってきた時だった。 「ビアンキちゅわーん!」 扉が開き、そう…シャマルが入ってきた。 …姉貴に向かって飛んできた。 まあその後は説明しなくても いいとして、 こいつは今の状況分かってんのか? 苛立ちながらシャマルに聞く。 「おい、十代目は大丈夫なんだろうな? 記憶が戻らなかったらお前のせいだぞ」
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