口虐

女性の知らでらる性感体である口唇
責めてあげましょう

あんぐりと空けた口が天を向く
拘束台に乗った女体が手足、腹、頭までも固定されている
鼻フックが鼻孔を上方に引き上げられだらしなく口を空けてしまう

ある屋敷の地下室の光景である
ふくよかな体型をした女と男、幾分垂れた腹の二人の夫婦の物語だ

「あぅあぅ…」

女の口元がわなわなと弛緩する
下半身に埋め込まれたバイブが静かなモーター音を響かせながら隋円に動き続けている

「静代、ええ気持ちか」

「あぐぁ…あぐぁ…」

息も絶え絶えに悶え顔を高揚させる女

ねっとりとした唾液を滴ながら

「ええ女や、静代 色っぽいわ」

男の指先が垂れた唾液を絡ましながら女の口元をいたぶる
執拗に捏ねくり回すように口内へと

ぬちゃぬちゃぬちゃ…

溢れる唾液を掻きまでながら女の舌に絡めてゆく

「あぐぅぅぐぅ…」

女の舌が指を追いかけ吸い付こうと四枝が強張り拘束台がギシギシと鳴く

「静代、ええわ 気持ちええしゃぶれ」

男根を疑似化した指で口虐される悦びに酔う静代
全ての女の穴を翻弄させ支配される悦びなのだ