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必要以上に試験管を手荒に扱うギンを見れば、マユリは不快そうな顔で話し出す。
「十二番隊長は同時に、技術開発局の局長でもある。
今回、経費削減の命令が出ているのは各隊舎だヨ。
わかるかネ?
十二番隊での経費を技局の経費として手続きすればいいだけの話だヨ。」
「全て手続き済みです。
マユリ様。」
「五月蝿いネ!!
勝手に話すなといつも言っているだろう!!」
「申し訳ありません。
マユリ様・・・」
「・・・三番隊の経費を技局に移動させても、間違いなくバレるやろうしなァ・・・」
マユリとネムのやり取りをよそに、ギンは何かを考えながらため息まじりに呟いた。
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