ぐんぐん

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一人で進んでいるはずなのに、気付けば隣に誰かいる。 あれ?僕は一人のはずなのに。気のせいかな? ぐんぐん! ぐんぐん! やっぱり隣に誰かいる。 ぐんぐん! ぐんぐん! 間違い無い。 キミは誰?何で隣にいるの? 私は私。私が進んでいたら、あなたがいたのよ。 別に隣にいたわけじゃない。進んでいたら、一緒にいただけ。 あれあれ? 何だか不思議な感じ。 あれあれ? 何だか自然な感じ。 キミと一緒に進んでみようかな~? 私はいいけど、私は私で進んでいくよ。 うんわかった。 キミはキミで進みなよ。 ボクはボクで進んでいくよ。 二人は自然と交わった。 二人は自然と溶け込んだ。 気付けば、二人は一つのロープとなって、二人は一つの色になった。 ぐんぐん! ぐんぐん! 力強く。 ぐんぐん! ぐんぐん! 一つの色で。 いつまでも、いつまでも。
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