秘密結社カリール

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しかし奴は人を殺したことは一度としてなかった。急所をわざと外し、説き伏せて配下にしていった。カリールは段々大きくなった。 ボスにはますます気に入られて遂には参謀にまで上り詰めた。奴は配下から慕われた。 ここで問題が生じた。ボスの考えに配下が疑問をもちはじめたのだ。 「利益は回って来ねぇ、しかも組織は何を目指してるんだ!」 ボスは奴に手下を処分するよう命じた。 奴に決断の時がきた…
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