日常篇①

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叫び声を聞きつけて、ドタバタ走りながらゆとりがやって来る。 「どうしたんですか大介さ………ん?」 小首を傾げて、目を二回こすって、もう一度ゆとりは小首を傾げる。 「どなたですか?」 「大介だよ大介!!。なぜか分かんないけど女になっちゃったんだよぉぉ!!!!!!!」 俺は泣きながらに訴える。 アレがない…… なんか胸が膨らんでる…… 女になったとしか考えられない…… 「………………」 「ゆとり!!。助けてぇ!!!!」 「………………」 状況がまだよく分かってないらしく、ゆとりは固まっていた。 「……うん。今日もいい朝です」 「話を反らすな!!!!。あと目を反らすなぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」 俺(私?)の波乱の一日が、こうして始まった。
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