affection

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  ━━今日から、ここが俺らの愛の巣か……、まぁまぁやな。でもそんなんはどうでもええんや、俺には謙也さんだけおれば生きていけるんやから。 「謙也さん、不束者の俺ですが宜しくお願いします」 「こちらこそ。って、そないな堅い挨拶は抜きにして、折角やから光の作った料理食べてみたいなぁなんて」 俺はとりあえず冷蔵庫を覗いてみたが、やはり新居には何も無いのが当たり前で……案の定何も無かった。 ━━買い物行かないかん……でも、謙也さんと離れたない。 「謙也さん、一緒に買い物行かへんですか?」 「ん?ええよ」 ━━よっしゃっ!!これで第一関門突破や。 「それじゃ、行こか?」 「ん…あっ、あの………手、手繋いで欲しいなぁ、なんて」 すると、ちょっと顔を赤らめながらも手を差し出してくれる優しい謙也さん。 あぁっ!!もう、好きすぎる。今ならいつもは言えない、"愛してる"っていう一言が言えそう。 「あ、あの……愛しとります、謙也さん。」 「なっ、何やいきなり!?早よ行くで!!」 一見、冷たく見えるこの行動だけど、その意味が俺はただ謙也さんが照れているだけだと知っているから、寧ろ嬉しい。 「そうですね」  
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